現在:新薬(ダラザレックス)治療
現在の治療に関する記事です。
患者本人である主人も、治療をしている立場から想うアレコレを記事にし始めました。
私よりも更新の頻度は高いし、やはり当事者なので具体的なコトバが見えてくるかもしれません。
ブログ説明、プロフィールにもリンク貼り付けてますが、暫くは記事内にもリンク先をペタリしておきます(^^)
➡︎ https://ken-ken-ken.muragon.com/
さて。
記事を書かないまま、
主人の入院治療も無事終わり
今日は退院後初めての通院加療です( ˙-˙ )
新薬
【ダラザレックス®︎】
◆ヒト型抗CD38モノクローナル抗体とよばれるお薬です
骨髄腫細胞の表面には、CD38とよばれる抗原(目印)が多く存在します。
ダラザレックス®︎は、CD38に結合して骨髄腫細胞の増殖をおさえます。
◆骨髄腫細胞への作用
骨髄腫細胞のCD38に結合したダラザレックス®︎は体内の免疫細胞(ナチュラルキラー細胞やマクロファージなど)や補体とよばれるタンパク質と協力して骨髄腫細胞の増殖をおさえます。
☆体内に入ったダラザレックス®︎が、骨髄腫細胞に見られる[38番]をキョロキョロ探して、くっついて作用してくれるそうです。
◆ダラザレックス®︎を使用できる人
これまでに多発性骨髄腫に対する治療を受けたものの、効果が見られなかった患者さん、
または治療後に再発した患者さんが対象。
以下に当てはまる場合は、注意が必要だったり、治療を受けられないことがあります。
・以前に他の薬による治療を受けて、かゆみや発疹などのアレルギーが出たことがある患者さん
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息にかかっている、またはかかったことのある患者さん
・妊娠、または授乳中の患者さん
・他の薬による治療を受けている患者さん
◆ダラザレックス®︎の投与方法
パターン①
レナリドミド+デキサメタゾン+ダラザレックス®︎
パターン②
ベルケイド®︎(ボルテゾミブ)+デキサメタゾン+ダラザレックス®︎
主人はレナリドミド(レブラミド)が体には合わない為、過去に治療効果を得ているベルケイドでの治療になりました。
◆ダラザレックス®︎ 治療スケジュール
*後で画像かイラストを挿入します*
◆ダラザレックス®︎ 使用による副作用
・インフュージョン•リアクション
・骨髄抑制
・感染症
・腫瘍崩壊症候群
◆ダラザレックス®︎治療中の注意
輸血をする際に、輸血前検査を受けないと輸血を受けられないので、万が一輸血をする際には少し時間を要すると説明がありました。
抗体薬を使用していると、輸血前検査で正しい結果が出ないことがあるため、
ダラザレックス®︎の治療中および最終投与から6ヶ月間は患者IDカードを常に携帯するようにとのお話がありました。が、現時点では患者IDカードなるもの、受け取っていません。
何かあった際は、医大に来るよう言われているからかもしれません(^^)
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ここまでは、治療前に頂いた冊子と担当医からの説明を織り交ぜて記事にしています。
1コース目は副作用への対応と、
医大でのダラザレックス®︎承認後初めての投与だったので
1ヶ月間の入院を要しましたが
2コース目からは通院にて治療が可能です。
通院は週に二回
各コースDay1、8、15は
外来化学療法室で点滴治療。
・ダラザレックス®︎
・デキサメタゾン
・ベルケイド®︎
・ゾメタ(Day1のみ)
・解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤
インフュージョン•リアクションに対する予防薬
検査から点滴投与終了、会計、院内処方を受け取るまで七時間
各コースDay4、11は
外来化学療法室での皮下注射
・ベルケイド®︎
・デキサメタゾン
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先生達がこぞって心配していたのは、
とにかくダラザレックス®︎の副作用です。
特に
インフュージョン•リアクションに関しては
ピリピリしてましたし、
実際に副作用がバタバタ出ました。
次回はその辺りの記事になります。
少しずつ春の近づきを感じられる時間が増えてきたように思います。
穏やかに温かな気持ちで春を迎えられますように。
まずは気持ちのいい空気を深呼吸で体内にガンガン入れてくださいね。
私は声帯ポリープが破裂したそうで、
現在は声帯粘膜皮下出血というのになり
24時間マスクで会話をしてはいけないという
全くもって寂しい治療をしています(苦笑)
いずれ治るそうなので、今は喉を安静に、
しっかり加湿と無口と抗生剤、あとはステロイド吸入をバッチリしておきます(^-^)
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