多発性骨髄腫と家族

多発性骨髄の治療記録です。

多発性骨髄腫について
治療、症状、患者家族として
残せるものを置いていきます。


2012年8月=主人37歳
多発性骨髄腫と診断
治療開始
2013年
治療→自家移植→
同種移植→寛解
2014年
寛解維持
2015年12月
再発
2016年1月
治療再開

介護福祉士
娘二人の母親してます。

初期:同種移植入院⑥~副作用~

骨髄移植に伴う副作用・合併症・薬による副作用



★移植に伴う副作用・合併症
骨髄では白血球、血小板、赤血球を作っています。
その骨髄を空にするための治療を行うのですから、それらが作られない事による体への影響(「骨髄抑制」といいます)が出てきます。それと同時に、使用する薬の副作用も出てくるのです。


「骨髄抑制による体への影響」
・感染しやすくなる
体内に入ってきたばい菌(細菌・カビ・ウィルス)を攻撃する白血球が少なくなるため、抵抗力が非常に弱くなります。
そのため、様々な感染予防が必要になるのです。
移植後数日目より、白血球を上げる注射をします。
※この注射により白血球がガンガン製造される為、腰のあたりに鈍痛のような重い痛みを強く感じていました。唸っている姿を見たのはこの部分が多かったように思います。


・出血しやすくなる
血を止める役割の血小板が少なくなるため、出血しやすくなります。
採血後の止血を十分することや、傷や打ち身を作らないように注意しなければなりません。適宜、血小板の輸血をします。


・貧血になる
赤血球がなくなると、頭痛・めまい・動悸・息切れ・倦怠感などの貧血症状がでてくることがあります。
その間は安静にしておく方がよいでしょう。
適宜、赤血球の輸血をします。



★移植に使用するお薬の副作用
・吐き気、嘔吐
移植前の治療開始とともに出現します。内服によって症状が強くなる事がありますが、吐き気止めの注射でできるだけ症状を和らげるようにします。
また、吐き気には『吐きそうだ』という精神的なものも関係してくるため、深呼吸しをしてリラックスすることも大切です。


・下痢、腹痛
薬により腸粘膜がただれるために症状が出ます。
下痢止めや痛み止めを使用します。
ただし、ばい菌による腸炎の可能性がある場合は、下痢を止めるとかえって悪いため様子を見る事があります。下痢をすると、肛門がただれたり炎症を起こしやすいので、清潔に保つ必要があります。


・口内炎
薬により口の粘膜がただれるために口内炎ができます。
口内炎が悪化すると強い痛みを伴うため、鎮痛剤を使用することがあります。しかし、歯磨き・うがいを確実に行うことで予防できます。
※主人はここまで何度もお伝えしてきましたが、口腔内清潔へストイックに向き合い、手洗いも省くことなく行っていました。その為、口内炎が出来る事もほとんどなく移植後の治療を行う事が出来ました。


・脱毛
頭髪をはじめ、体毛すべてが抜けます。抜け毛による室内環境の汚染及び不快感を考え、事前に散髪をします。3~6カ月後より徐々に生えてきます。


・皮膚の変化
皮膚が乾燥し黒ずんできますが、徐々に戻ります。


・爪の変化
爪が変形したり、黒ずんできますが徐々に戻ります。



★内服するお薬
・バクタ錠<副作用:アレルギー症状>
体内の細菌(大腸菌、インフルエンザ、菌など)が増えるのを抑えたり、
予防します。


・クラビット<副作用:アレルギー症状、嘔吐、食欲不振、倦怠感>
体内の細菌が増えるのを抑えたり、予防したりします。


・ビクロックス<副作用:アレルギー症状、頭痛、悪寒、発熱、全身倦怠感>
ヘルペスウィルス感染症を予防します。


・ジフルカン・イトリゾール
<副作用:アレルギー症状、嘔吐、下痢、発疹、頭痛、浮腫>
体内や皮膚の真菌(カビ)が増えるのを抑えたり、予防します。


・ザイロリック<副作用:アレルギー症状、皮膚粘膜症状>
化学療法による副作用の高尿酸血症の予防をします。


・ウルソ<副作用:アレルギー症状、下痢、消化器症状>
肝機能の悪化を予防します。


・ガスター<副作用:アレルギー症状>
胃酸の分泌を抑えて、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を防ぎます。


・ガスロンN OZ錠/ムコスタ<副作用:アレルギー症状>
胃の粘膜が傷つくのを抑える胃薬です。


・ミヤBM/マグミット<副作用:アレルギー症状>
下痢を抑える薬です。



長くなっていますが、
移植関連の内容とその時の状況を少しずつ追加して
残していきます。


次回は、移植の説明書より、です