初期:婚姻届と入院
病名がハッキリわかって、
主人は会社に治療の説明をして
私も親族に話をして治療入院の準備を始めた。
ただ。
この時点で私はまだ主人と入籍もしていないうえに
別れ話を頻繁にしている状態だった。
主人の母には、
『あの子は貴女を裏切るようなことしたうえに、こんな病気になって・・もう別れた方がいい』と仰った。
考えるまでもなかった。
母に「今別れてこの人は何で幸せになれるでしょうか。病気になって別れて、別れてどうなったかと気に病むくらいならせめて、病気が治るまでは一緒にいます。入籍してもいいでしょうか?」と。
もちろん子供たちの了承も必要なので、
病気の説明をしながら話をした。
この話をする半月ほど前、
主人は無茶をして二泊三日の入院をした。
子供たちはその時の主人の姿を目の当たりにしていたので、
本当に大丈夫なの?と不安に思っていた。
子供たちは二人で話し合って、こう言った。
ママが大丈夫なら、結婚していいよ。
でも、もし今ここから引っ越すとか転校するとかなるならそれも大丈夫。
ママが決めて。私たちはママに着いてきただけで何も決められない。
確かにそう。子供たちは私が主人と再婚する事に了承してくれて、
生まれ育った静岡を離れ大分に来たのだから。
それをこんな状況になったからどうしよう?と聞くのは、子供たちに対して失礼なことだった。
私は主人の闘病と、心を入れ替えるから・・という主人と
生きていくことにした。
そして、病名を告げられてから十日後、入院二日前に
私たちは入籍した。
婚姻届を出す日。
役所の駐車場で一時間以上大喧嘩してから役所に行った私たち。
本当に成長してない始まりの夫婦だったなぁ(苦笑)
主人は人生初めての入院。
何が不安に思い、何に恐怖を感じていたのか
当初の私はわからずにいた。
けれど入院初日から主人はずーーーっとイライラしていて
一つ一つに不満を言っていた。
看護師がくる度に、家族構成から今までの病歴。
ここに至るまでの病院履歴。
毎回聞かれるたびに怒りのボルテージは上昇していき、
まともに会話も出来ない状態で初日の夜を迎えた。
婚姻二日目に入院した主人。
ここから日増しに怒りと苦痛に悩まされる主人と、
二人三脚?で治療が開始する。
次回は、入院初期と涙
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んー、なかなか進みません(;一_一)
ぼちぼち、ゆっくりのんび~りアップします☆
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