多発性骨髄腫と家族

多発性骨髄腫の治療記録。 最近、治療の当本人である主人もブログを始めました。 こちら➡︎ https://ken-ken-ken.muragon.com

多発性骨髄腫について
治療、症状、患者家族として
残せるものを置いていきます。


2012年8月=主人37歳
多発性骨髄腫と診断
治療開始
2013年
治療→自家移植→
同種移植→寛解
2014年
寛解維持
2015年12月
再発
2016年1月
治療再開
2019年9月
永眠しました

介護福祉士
娘二人の母親してます。

★プロレス談義への想い★

☆今回の記事は主人のブログ有志様へのメッセージです☆



記事を書き上げるまでにお時間いただきました。


主人にとって、しばいぬさんとのやり取りは病室で過ごすツライひとりの時間を和やかにしてくれるひとときでした。

プロレスと音楽が心底好きで、マニアとか、その言葉が合っているのかどうかわかりませんが、ゃゃ偏りのある【愛】だと思います。



私も一緒に会話を楽しめるように、

主人の読んでいた週プロを持ち帰りノートにあれこれ書き込んでは学んでいたのですが…

あまりにも脳が衰退していて全くと言っていいほど覚えられず(苦笑)


そのうち、主人から

『プロレスの本をふむふむと読んでは眉間にしわ寄せてる○○ちゃんが可愛いくてたまらない』

と言われて(惚気になってたらすいません)

わからなくても良いかな…と、半分諦めの心境になっていました(苦笑)



お友達や会社の同僚にも数名プロレスファンの方がいましたが、病床についてからはなかなか話す機会もなくなっていました。



主人が亡くなってから、しばいぬさんが

『暫く記事が書けずにいたけれど、書いてくださいと言われていたので…』そう仰ってくださった記事に胸が熱くなりました。


しばいぬさん、奥様の想い、お言葉、

本当に救われています。

お二人の温かさが私は大好きです。

主人にも何度か話した事があります。


『夫婦でこんなにも素敵な共通の趣味があるって、なんて素敵なんだろう』と。



この下の画像は、主人が亡くなる前日、

結婚記念日で外出した際に買った本です。







帯の裏にはこんな言葉が載っていて




とても分厚くて、重くて、がっしりしていて

病室に帰ってからベッドで休む主人に

『この本を持って読むだけで、相当なリハビリになるね』と話していました。


結局、1ページも読まず。

なんだろう、

読んでなかったけれど

内容だけはしっかり見えていたのかなって

そう思えてなりません。



いつか、暖かくなった頃に、

この本を持ってしばいぬさんご夫婦のお店へ

主人も好きだった珈琲をいただきに

お伺いしたいと思っています。



長くなりましたが、

急激に冷え込んできましたので

お身体に無理なくご自愛されお過ごしください。



笑顔のキャッチボールが似合う、

素敵なご夫婦へ


ありがとうございました。